2012.05.26

5.21金環日食

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ほんとによく晴れて(薄曇りで)くれた。
3年前は皆既を見に上海までフェリーに乗ったが悪天候で見えなかった。
天文現象は,天気が悪くて,空振りになるとなかったことになるし,
かつてのジャコビニ流星雨やハレー彗星など期待が裏切られることもしばしばある。
そして,その成否が人心にあたえる影響はほんとに大きいと思う。
ビデオもYouTubeにアップしました。

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2012.03.26

世界の終わりの物語

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 さまざまな「終わり」をテーマとしたちょっと不吉なタイトルの企画展がお台場の日本科学未来館で開かれている。
 去年,教員免許更新講習を未来館の「科学コミュニケーター研修」として受けた余勢で,未来館のボランティアにも登録してしまった。昨日が4度目の活動でこの企画展のツアーサポートを担当したのである。不吉な印象にもかかわらず盛況で,会場の動線の確保が主要な仕事になるほどである。Cimg3638_r
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 かいつまんで言えば,昨年の震災以来,いつ終わりが来てもおかしくないという認識のもとで,どう生きるかをもういちど問い直そうというのがコンセプトである。さまざまな問いに,来場者がその場で考え,答えを投票したり,記入するようなコーナーが随所にある。その問いも,ある意味シビアなので,夫婦や恋人といっしょに見ると絆が深まるか,お互い愛想をつかすかのどちらかになりそうな展示で,お薦めしたい。
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2012.03.10

手羽先の骨格標本実習

 「えー毎度おなじみ流浪の番組…」というタモリのナレーションではじまるタモリ倶楽部(テレビ朝日金曜深夜)の企画は,いつもくだらないなどと侮ってはいけない。興味関心の方向性をパクッたようなNHKの「ブラタモリ」は,今やドル箱的(公共機関だからもうけは関係ないが)ヒット番組ではないか。
 そのブラタモリじゃないタモリ倶楽部で一昨年前に録画しておいた「手羽先を食べて骨格標本を作ろう」を授業で(教育上不適切な部分はカットして),見せ実際にやってみた。
 1時間目:煮て食べ,調理実習のようにスープもネギやわかめをいれていただく。水酸化ナトリウム水よう液につける。Img_0640_r


2時間目:歯ブラシやナイフで,軟骨や骨以外をクリーニングし,過酸化水素水で漂白し乾燥する。3時間目:ホットボンドで組み立て,台に固定して完成。Img_0632_r


 以前にやったときは,漂白の過程なしとホットボンドで接着せず観察したのに比べ,格段に達成感があり,実験助手も生徒も皆かなりはまっていました。科博から借りた,骨格標本と比較し自然の造形の妙を体感した一週間でした。Img_0647_r_2

 

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2012.01.14

比較明合成

新しいデジカメで,新しい試みをしてみた。比較明合成といって,天体写真で注目されている画像処理による新たな境地ともいえるような方法である。
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星空や天体の撮影では,カメラのシャッターを開けたまま長い露出をするのだが,都会のように人工の明かりが明るいと,星がその光に覆いかくされてしまう。いわゆる光害というやつで,30秒もすれば,空は昼間のように明るくカブってしまう。
ところが,星は地球の自転によって,ちょっとずつ移動していく。数秒から十数秒でも位置がずれるので,時間をずらすと背景には変化がなくても星だけが変化している画像が得られる。これをデジタルでコンピューターに判定させ,前の画像と比べて明るく変化した部分だけを合成(比較明合成)していけば,星の光だけを際立たせた画像が得られるという寸法である。
むかし,淡い光を蓄積するために星の日周運動にあわせて動くガイド撮影の機材(ポタ赤といった)と山奥の暗い夜空を求めて体力とお金や時間を注いだことがウソのような,苦労したことある人にはだまされた気分といえる事態である。
十数秒の露出を100枚くらい連続して撮るためにタイマーレリーズ(タイマー付きの遠隔シャッター装置)を年明けにネット通販で送ってもらって,月の出が遅くなった昨日の夜,マンションの階段から撮ったのが上の写真(カシオペア座とペルセウス座,20秒ごとに15秒露出40枚を合成,クリックすると拡大します)である。こんなに簡単で良いんだろうか。合成に必要なソフトも,フリーソフトで連続撮影をつなげて動画もできてしまうというから,空の雲の微速度撮影にもチャレンジしてみようと思う。

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2012.01.09

遠くの景色

デジタル一眼レフを新調した(EOSkissX5ボディ)。10年前に大枚をはたいて買ったCanonD60(ビッグカメラの店員もよく知らなかったくらい古い)以来である。
空気が澄んでいるので,遠くの景色を撮ってみた(いずれもズームレンズ300mm)。
写真をクリックすると拡大します。

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① T川T島屋の11階から高尾山の向こうに見える,南アルプス農鳥岳など。F子T川の駅のホームから,白い山が見えるなと思っていたのだが,カシミール(地図景観ソフト)で確かめたらやはり南アルプスだった。間の岳もほんの頭だけ見えているようである(1月8日午前中撮影)。
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② 高津区内の某所からスカイツリーと東京タワーのツーショット(1月9日朝撮影)。以前から,この方向からいっしょに撮ろうと考えていた。
手前にある東京タワーの方が世界最高のスカイツリーより高めに見える(手前にあるから当然だが)のは,地球の丸さも反映しているに違いないと思って,この写真から幾何学計算で地球の曲率を求めてみようと試してみたが,誤差が大きくてうまくいかなかった(たった少し前)。

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2011.12.11

皆既月食

天候の安定した時期に,食のはじめから終わりまで見られたのは久しぶりで,写真も撮れました。
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機材は,CanonD60(60Dではない)EF75-300mmズーム(300mmで撮影)ビクセンGPガイドパックに載せて追尾。あまり準備もせず,デジカメなのでバシバシとってあとでソフトで合成できるというのは楽でした(こういうのは写真らしくないという抵抗感もある)。昔のようにフィルムなら多重露出で,露出や時刻も綿密に計算しなければ失敗するわけで。案の定,皆既中にピントがずれてしまって,はじめの時刻のもの数枚しかなく,ちょっと位置を動かしました。
しかしながら,久々に天文ショーを寒さをこらえつつ,冴え冴えとした空気のなか眺められて,気分爽快です。年賀状の写真もこれでいきます。

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2011.12.06

天体観望会

 毎年,この時期夕方5時には暗くなるので,学校の屋上で天体観望会を行っている。Cimg3512

理科の備品である2台の望遠鏡(1台は寄贈)で,月面と見頃の惑星(今回は木星)を見る。
赤道儀のセッティングや追尾装置のメンテナンスなど,相応の(天文少年だった私には何でもないことだが)ノウハウがいることや,ほとんどの人が惑星と衛星の区別もままならないことをあらためて思い知らされる。
 覗いて言うのは,「本やインターネットで見たのと同じ」,こう反応されても,呆れはしないがちょっと寂しいのは毎度のこととあきらめている。
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2011.11.19

再生可能エネルギー

高津区のまちづくり協議会が企画した,川崎市メガソーラー(太陽光発電所)見学ツアーに参加した。

 家庭ででる揚げ油を回収してBDF(バイオディーゼル燃料)にする「かわさきかえるプロジェクト」で試験運行しているマイクロバスで,川崎の臨海部に新しくできた環境エネルギー施設を見学し,最後はコリアンタウンの焼き肉でしめるというものだ。
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 川崎浮島埠頭の廃棄物処理場(埋め立て地)に東電と川崎市が共同で建設し,今年8月から運転されている,メガソーラー発電所。隣に併設されたエコ暮らし未来館の見学コースから展望できる。東京ドーム2.3個分のスペースに太陽光モジュール約38000枚が敷き詰められている。原発に代わると言いたいところだが,出力はたった7000kWで,火力や原発一基(100万kWレベル)の100分の1以下。発電所の面積からすると500分の1くらいのエネルギー(2000世帯分くらいの電力)をまかなうにすぎない。ないよりましというか,実用的にはエネルギー政策でのアドバルーンというべきであろう。メガソーラーの出力7MW(メガワット)であるが,これを1000カ所くらい建設してギガソーラーにしなければ代替エネルギーとはいえないことになる。
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 エコ暮らし未来館は,展示物が工夫されていてなかなか面白かった。入り口すぐのスペースに3300分の1で川崎市の空中写真(オルソ化されている)が床一面敷き詰められていて,思わず見入ってしまう。PC画面や紙をめくるというものでなく,まさに一望できるので,空にいるような感覚になる。はじめて見た展示で,地理屋のはしくれとして評価したい。多摩丘陵の限られた緑地の分布や,多摩川が川崎市のシンボルと言っても良いことを確認できる。
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 次に向かったのは,扇町に3年前にできたバイオマス発電所。出力は33000kWとやはり小規模であるが,燃料としてカーボンニユートラル(大気中のCO2を固定している)な木質チップ(建築廃材から出る木材を利用してつくられる)をつかう都市部では国内初の施設である。3月の原発事故以来,東電から依頼されてずっとフル稼働の状態だそうである。運転しているのは,川崎バイオマス発電(株)という住友林業系の会社で,産業廃棄物処理業のジャパンバイオエナジー(株)が並立しており,そこで木質チップを製造している。Cimg3467_2


見学者への説明は所長が直々行い,産廃処理以外に,食品会社からでる大豆かすや,飲料会社からでるコーヒーの出しがらも利用できるように役所に認可してもらったなどの苦労話も伺い,環境リサイクル推進への並々ならぬ意欲と前向きなとりくみの姿を知ることができた。


高さ36mのボイラー棟の上に登ると,臨海工業地域が一望できる。扇島にもできたメガソーラーが見えた。
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かえるプロジェクトのバイオディーゼル燃料で走るマイクロバス。
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2011.11.02

自然教育園

 目黒にある国立科学博物館所属自然教育園に,ちょくちょく行くようになった。先週の日曜は,萩原先生(教育園研究員)の案内でイベント「秋の観察ポイント」に参加した。
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 東京のような都会には自然がない,というのは偏見で,現在23区のすべてで野生のタヌキの生存が確認されているし,この園内の通常の散策道を離れて林内に踏み込めば,そこはまさに原生林というべき異境である(写真)。ここの植生,特に樹木はほとんどすべて履歴が明らかになっていて,胸高直径60cmもあろうかという立派なコナラの大木が,1965年(昭和40年)には記録になかったという。つまり,50年もすれば木は巨木と思われるくらいまで成長するのだ。この間の台風15号の強風であちこちに風倒木が発生し,今回はそのような森林更新(ギャップという)についての観察が中心になった。
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 昔通った,八ヶ岳の亜高山帯林の様子もずいぶん変わっているのだろうなと,ふと思わされ,また機会をつくって山に出かけようと考えたが,何時になるやら‥‥。

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2011.10.12

放射線をどう教えるか

戸田先生の霧箱を,学院祭でも見てもらおうと,パイレックスのパイ皿やドライアイスを調達して,理科実験教室の一環として「放射線コーナー」をつくった。
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その他に,文科省の「はかるくん」を借り,ネットからダウンロードした「核図表」を板段ボール2枚に貼り合わせたものを展示した。残念ながら,反応はイマイチだった。
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科学未来館コミュニケーターの林田さんが考案した棒ネットとビー玉による,ウラン235の崩壊モデルもつくったのであるが,ほとんど関心を示す人がおらず,原子核というものを学校教育で教わっていないという,ことの重大性を実感した。
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