2017.05.02

夏の夜空

 5月になれば,夜半過ぎに夏の天の川が昇ってくる。気が早いかも知れないが,冬の銀河(天の川)を見おさめると春の夜空は,星がまばらで見栄えがしない。春や秋の夜空は宇宙をのぞく窓でもあるのだが,天体鑑賞という点では正直見劣りがするのである。
 この連休は,めずらしく天気が良い。月の無い4月中に遠征してきた成果である。
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 地平線から昇る夏の星座は,さそり座やいて座の順だが,北の方はこと座やはくちょう座のデネブの方が先に現れて,天の川は右肩上がりに伸びている。というのを改めて知ったような気がする。

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昨年の夏に,はじめてオートガイドに成功したM8とM20に再挑戦。Fujiのカメラで色がきれいに出た。

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2017.03.21

福井県立恐竜博物館

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 2000年に開館した県立の恐竜博物館。日本で恐竜の化石が大量に発見されているのは福井金沢にまたがる手取層群というジュラ紀白亜紀の地層で,この勝山市でもワニの化石などが発見されてるそうだ。このためだけに福井にも行く人もたくさんいると思う。歴史的には平安期から栄えた平泉寺という寺院史跡にも立ち寄った。ここもお薦めで,さらに福井平野には古墳もおおくこの地域が古代から豊かであったことに気づかされた。

 行ってみるまでは分からないもので福井市内から,車で30分以上かかる郊外にあり,敷地の規模やモダンな建物からいって日本一を誇れるものだ。このブログにアップしていないけれど,行ったことがある中国の自貢恐竜博物館や世界恐竜谷(雲南省)に引けをとらない。ただ,日本で発見される恐竜そのもののスペースはそれほど大きくはない(下写真参照)。

 地質(地層)と化石は,地球の歴史を物語るものであるので,多くの自然史博物館にその種の同じような展示を見るけれど(国立科学博物館,生命と地球の星博物館など),ここのがシンプルかつ代表的で見応えのある化石から構成されているという印象をもった。考えてみれば,生物進化と環境の変遷を化石を使って一度に説明するのはどだい無理なのかも知れない。お土産に,越前和紙製の恐竜骨格組立パズルと,恐竜シルエットのお弁当のりを買った。

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      福井で発掘されている全身骨格恐竜化石

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      2階に昇るスロープから,骨格標本は残念ながらレプリカが多い

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      入り口からいきなりエスカレーターで地下に潜る趣向でおおっと思わせる

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2017.03.18

永平寺に泊まる

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      永平寺の法堂から

 富山は行ったことがあり,今回能登半島は行かなかったので,北陸とはいえず福井と金沢に行ってきた。福井県は,京都のとなりと言って良く,なので行きは東海道新幹線,金沢から帰りは北陸新幹線である。JRのとくとく切符(だっけ?)にレール&レンタ(だったか)があって,行き帰りJR,途中にレンタカーを入れて繋がるように手配すると割引になる。去年は長野から碓氷峠を越えて使った(JRバスもOK)。特急券が1割,乗車券が2割引となる。乗車券2割引というのは,学生時代の学割と同じだから結構お得感ありである。

 興味があったのは,永平寺と勝山の恐竜博物館と山中温泉(芭蕉奥の細道関係)で,一昨年高野山の宿坊にも泊まったので,せっかくなので(家は菩提寺が曹洞宗)永平寺に泊まって参禅体験をしてきた。二日目は山中温泉泊。

 座禅を組んだのはもちろん生まれて初めてで,永平寺と言えば,道元の開いた曹洞宗の只管打坐である。お泊まり体験の大まかなスケジュールを記しておくと,1日目15時入山,作法と座禅のやり方指導,座禅①,②,薬石(夕食),座禅③,座禅④,映画,入浴,消灯(21時),2日目3:40起床,座禅⑤,朝のお勤め(法要)見学,境内案内,小食(朝食),座禅⑥,座禅⑦,感想文記入,下山(9:50)である。1回の座禅はおおよそ30分。

 まさか,7回も座禅を組まされるとは思っていなかった。1回目は先ず足が組めず,あぐらでも良いというので,それでも普段ストレッチ不足というか足が痛かった,2回目はほとんど感覚なくなるまでしびれた。曹洞禅は面壁と行って壁に向かって,目を開けてする。それと坐蒲というまるい座布団で腰を支えて行う。3回目からはこの座蒲の位置を上手く変えて段々座禅に集中できるようになった。それでも,終わり頃には足が痛くて早く終われと思うばかりになってしまう感じだった。40分くらいやるのが普通らしいが,だいたい25分前後にしてくれていたようである。

 最近は,マインドフルネスとかいって瞑想がもてはやされているが,この道元の只管打坐の理屈(脳の日常的な活性状態をなくす術)が昔からあっとということは,ホントにすごいと思う。優れているというサピエンスの脳の働きが,精神的なストレスや苦悩のもとであることにお釈迦様が気づいたのだ。永平寺のお土産ショップ(なんか道元は怒っているだろうな)に座布が売っていたが,ネットで探して買おうと思っている。家でも座禅してみたくなりました。

 永平寺の食事は完全に精進料理で雲水の食べる量は1日1800キロカロリーぎりぎりなのだろう。修行に入ると10kgもやせる人がいるそうだ。脂っ気がないから,ニキビもなくみな顔がすべすべしていてきれいである。所作も洗練されているというか,あの朝の法要の読経のリズムやハーモニーと動きがすべて美しかった。これは忘れない。3月なので,寒さも耐えられたが,1月とか氷点下の時もあるかと思うとやはり感動する。それと,明るい照明というのは不要だと言うことだ。夜はほの暗くても充分。何しろやるのは座禅くらいだからだ。オフィースの暮らしがいかに不自然か体験的に知ることができた。山中温泉では,精進落としのようにカニすき鍋などで満腹になったが,やはり食事も永平寺に見習おうと思う。


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      東尋坊の日本海


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      兼六園

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      兼六園の梅

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2017.03.03

サピエンス全史(上下)

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 今も,多くの本屋で平積みにされている,全世界ベストセラーということで,分野で言えば「歴史」。正確には歴史評論というか文明論でもあるだろう。先月まで上野の国立科学博物館で「ラスコー展」が開かれていたので,サピエンスといえば,「人類学」のような気がするが,下巻をジュンク堂で探したら「歴史」のコーナーに置かれていることを確認した。実際著者のノア・ハラリという人はヘブライ大学で歴史(中世軍事史など)を教えているとカバーにも書いてある。
 
 上巻の初めの章を読んで,これは養老先生の「唯脳論」と同じことを言っていると思った。ただ,全編を通じて書かれているのは,その唯脳論によって起こった人類の歴史である。養老先生に先見性があるとはいえ,これだけの展開を示せるハラリ氏もすごい。唯脳論でも我々の脳が持つ抽象的思考の説明はあるが,これを端的に“幻想”,あるいは,言語や貨幣,社会,国家などすら脳が描く“虚構”の産物であると説く。すごいと思う。

 内容を順番に列挙すると,認知革命(これがサピエンスの脳),農業革命(神話,差別,文字),貨幣と統一,帝国,宗教,科学革命(無知の発見),資本主義,産業革命,未来の人類といった具合だ。かつてのトインビーや文明の生態史観(梅棹忠夫)といった感じだが,それらを越える論旨が感じられる。例えば,サピエンス(人類)が世界中に広がる間に,その場所の野生動物をどれくらい絶滅に追いやったか,農業による食糧生産が人を幸福にしたか,多神教と一神教の共通性,ヨーロッパの先進性の理由,戦争や厄災の犠牲などを定量化して示すなど,つねに現代の視点から比較して考えさせる独自の工夫が多くある。たとえば,「科学」という人類にとっての無知の発見が,コロンブスにあるという話も,ガリレオとかじゃない点で目から鱗である。そして,我々の業の深さとも言うべき,家畜の犠牲の話は誰もがショックを受けるだろう。最後の方の幸福論(我々は進歩したのか)は,しつこいくらいで,どうでも良いような気がしたが,これが著者のモチベーションかと思うと,信頼すべき文明批評と言うべきか。仏教の教えに造詣が深いこともなんだか著者なりの解答を示しているのかも知れない。とにかくとても参考になった良い本である。

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     国立科学博物館「ラスコー展」で

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2017.01.26

マルカリアンチェーン


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 1月の新月期,一昨日房総半島まで遠征して撮影した一枚。おとめ座銀河団の一部,通称マルカリアンチェーンとよばれる鎖のような銀河の集まりである。

 構図が失敗であるが,露出時間や枚数は今までで一番のできばえ(個人的に)で,まあご勘弁を。数千万光年先の宇宙の姿をこのようにアマチュアが写真に撮れるというのは感動的だと思う。M87はウルトラマンの故郷(M78は台本の誤植だった)で,巨大な楕円銀河。中心にブラックホールがあり,電波源でとしても有名。メシエ天体の密度ではたぶん一番の場所であると思う。

 

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2017.01.19

骸骨考(養老孟司)のウソ学入門

 身体巡礼(ドイツ,オーストリア,チェコ)につづく養老先生のお墓訪問記の第2弾(イタリア,ポルトガル,フランス編)である。養老先生の出版物は古いものが多い中で,最近の連載をまとめたもので読むことができるシリーズである。西洋のお墓は,亡骸や骨で装飾されているって,知っている人は少ない。養老先生のまさに真骨頂本ですね。
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 面白かったのが,中ほど(三章)にある「ウソ学入門」。忠臣蔵の浅野内匠頭が菓子折を吉良上野介に送る。吉良は,菓子折の底を調べて二重底(小判入り)でないことを確かめて,浅野内匠頭の愚か者めが,と怒る。という場面について。一体これは,誰をどうだますつもりなのか。賄賂をごまかすにしても,見え見えで,形式とか記号にそうとうする例だという。で,そんなことも知らんのか,という世間知らずを強調するわけである。確かにその通りで,だますというのもいろいろ考えると奥が深い。ウソは,単にごまかす,だます,ためのものではないという話である。そのほか,本人がウソと思っていないSTAP細胞の場合とか,オレオレ詐欺は日本特有だとか(納得)。

 続けて,イエズス会(日本のキリスト教の元祖)の教会の天井絵がだまし絵になっていることにふれ,宗教や文化の役割を考える。日本の場合は,素直すぎてあまり言葉尻を気にしたりしないが,西洋では,ウソとは言えないでしょう,みたいなウソ(論理)を発明する必要がでるという。

 ウソではないけれど,従軍慰安婦の銅像にもふれていて,銅像はできるだけ作らない方が良いという。銅像というのは,作ってしまったが最後,容易に撤去できないものだというのが理由だが,確かに人の心が変わったとき,やっかいになるに違いない。こうやって,いろんな知識を総動員しても物事は単純ではないんだな-とか,ヨーロッパの歴史をもっと知りたいな-と,思わせてくれて,いつもながら有り難い一冊でした。


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2017.01.14

漱石のこと3

 NHKカルチャーラジオは,文学,歴史,科学など別になっていて,科学ではすでに山崎さん(先輩)も出演しているので,その後も地球科学の丸山茂徳さん,系外惑星の井田茂氏などが続いていた。で,ラジオだが今はインターネットでストリーミング配信されていることを知って,スマホで通勤電車の中などでまとめて聞くことができる。これは便利である。去年の暮れの文学分野で,「鴨長明の方丈記」も大変ためになった。

 さて,漱石と科学であるが,先ず坊っちゃんは,数学教師に設定されている。しかも,自分の嗜好を述べる台詞の中に「語学とか文学は真っ平御免」とある。当時文学で名をたてていた漱石のユーモアともとれるが,嫌な赤シャツを,きどった文学士にあてて,それは自分がモデルだと述懐したそうである。じつはこちらの方がユーモアであり,我が輩は猫であるの寒月,三四郎の野々宮さんなど,教え子で門下生の寺田寅彦をモデルにすると同時に,彼から得た当時の最先端の科学の知識が随所に出てくるし,科学に造詣が深くなければ書けない内容を盛り込んでいるのが漱石文学の特徴である。というわけだ。

 さらに,漱石の「文学論」そのものもが,英国留学中にであった池田菊苗(味の素の発明者)に触発された科学的な方法論に(あこがれて)よって書かれているのである。池田に会った後に,妻鏡子にあてた手紙の一説が有名で,「近頃は文学書は嫌になり候,科学上の書物を読み居候」とあり,文学論の中で,無理矢理「F+f」という数式で文学を要約しようと試みている。漱石は,とにかくあてにならないものが嫌いで,科学のようにすっきりとした説明が理想だったようなのである。言われてみると,我が輩の猫は何でも知っていて,ニュートンの力学の3法則を講釈したりしていたこと,人間の観察眼がまるで客観的,科学的(生物学的特徴からの分析というか)であるなど,読んだときにシンパシーを抱いていたことをおもいだした。そして,政治的な風刺なども鋭い,ということに改めて気づかされたところなのです。

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2017.01.12

漱石のこと2

 漱石のファンになったのは,高校の現国で「こころ」を読んだだけでなく,大学受験で浪人していたとき,ほとんど小説から小品まで読んだからだ。ちょうど岩波から何回目かの漱石全集が刊行中(1970年代中頃)で,父親が注文したため,家に次々に配本が届いていた(すでにほとんどそろっていた)。受験勉強するのがいやで,勉強よりこっちの方が人生のためになる,などと代償行為的に読んだのだった。

 我が輩は猫である,坊っちゃん,三四郎,あたりなら良いが,それから,門,行人などなんでこんなに暗い小説なのか,まったく受験生にとって悪影響しかないものにまで,ハマっていたのである。ただ,もっとも印象に残っているのは,漱石が朝日新聞社に入る直前に書かれた,二百十日や野分である。これくらい読んでいると,漱石の評論などを読んでも,よく分かるので,大学生の頃は江藤淳の「漱石とその時代」なども読んだ。最近でも,「漱石という生き方」や「草枕の那美と辛亥革命」なんていう本まで買って持っている。000069109442016_01_234_2
 没後,100年と言うことで,昨年NHK で作られた,ドラマ夏目漱石の妻もしっかり見た。シンゴジラの長谷川博己と尾野真千子(かくれファン)が演じていて,とても良かった。宮沢りえと豊川悦司のヤツは見なかったが。それから,NHKラジオのカルチャーラジオ「科学と人間」で,「漱石,近代科学と出会う」,は漱石が間違いなく理系に属する人間であることを示してくれる番組だった。これについては,次にしよう。
 
 生意気と思われるだろうが,知らない人が多いと思うので言っておくが,「野分」という小説,これはなんと社会主義を標榜しているのである。だから,その前に書かれた坊っちゃんが風刺小説だというのは実に鋭い指摘だと感心するのである。

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2017.01.10

漱石のこと1

 昨年12月,夏目漱石没後100年だったようで,NHKのドラマもあったし,岩波の漱石全集も刊行されたり,岩波新書で,2冊の漱石本が出ていたので,2つとも買った。で,2冊目の赤木昭夫著「漱石のこころ」を読んでたまげた。
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 あの小説「坊っちゃん」は風刺小説で,登場人物は明治の元勲,山県有朋,宰相,西園寺公望や桂太郎をモデル(パロディー)にしているというのだ。

 だれもが,世のインチキ野郎をやっつけてくれる痛快なお話しだと思っているだけじゃない深読み,というか今までだれがこういう指摘をしただろう。漱石の「こころ」を没後100年を契機にもういちど正しく読み解くという重大なメッセージをこの本から,少なくとも私は受けとった。


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2017.01.04

冬のダイアモンド

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 冬の天の川は夏に比べると淡いけれども,画像処理で際立たせるとこのような具合になる。ベテルギウス,プロキオン,シリウスという大三角形に加え,カストル,カペラ,アルデバラン,リゲルという一等星を加えてできる六角形は冬のダイヤモンドと呼ばれている。明るい星を目立たせるために,ソフトフィルター(別名にじみフィルター)をつけて撮影している。肉眼でこのように見えるわけではないが,天体写真という作品として鑑賞するというというか。
 右上の隅に青く集まっている星がスバル,画面ほぼ中央に赤いシミのようなのが,バラ星雲。

 ソフトフィルターをかけずに撮ったのが,次の写真。色がむらになっているのは光害によるカブリを補正しようとしたが上手くいかなかったため。
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2017.01.03

いっかくじゅう座の星雲

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 バラ星雲,その名の通りバラの花のように見える。標準レンズなど星野写真で撮っても結構目立つのだが,直焦点撮影すると結構淡くて露出時間が必要になる。先月の初めも失敗して今回も納得できるほどではない(星が動いている=ガイドが不調)

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 クリスマス星団とコーン星雲,初めて撮ったけれど,こちらも相当露出が必要なようで,無理矢理画像処理したのでアラが目立つ。またチャレンジしたい。

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昨年最後の星撮り

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 暮れも押し迫って,ようやく冬らしい晴天続きの空模様になった。去年最後の遠征に出かけた。場所は北杜市の塩川ダム。
 
 結局数えてみると,1月の房総からはじまって5月白州,8月南会津,9月嬬恋,10月戦場ヶ原,12月富士見と今回で計7回。あと6月と10月には完全に雨の星見会があったから出かけたのは9回。われながらそんなにトライ(遊んで)してるのかと思うが,満足のいく写真はなかなか撮れずじまいである。おそらく昔のフィルム時代だったら,この10分の1の枚数すら撮れないから,ほとんど進歩が期待できないだろう。それで,たぶん天体写真は上手く撮れないものと思って,撤退するのではないだろうか(現にそういう時期を経験しました)。

 今回も,さらに経験を深めるべく,電子極軸あわせを導入したり,オートガイダーのカメラを新調したりして,上手くいった部分もあるが,のこりはまた次回に持ち越しするような状態である。いつも,歩留まり50%かそこらなので,また出かけたくなるのかも知れない。というわけで今年こそは,天気の良い日が多くなることを願っている。

 
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 よく一緒に行く友人に撮ってもらった一枚。それにしても,寒そうにしているみすぼらしいオヤジの後ろ姿だな。


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 今回やっと,上手く撮れた方の銀河(M81,82)の写真

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2016.12.25

高尾山のダイヤモンド富士と相模湖イルミリオン

 ダイヤモンド富士は,一般的には首都圏から見て富士山に沈む日の入り(太陽)のことで,地点ごとに同じ日にみられる。高尾山は、その北限にあるため,太陽の移動が少ない時期となり,冬至の前後一週間ぐらい見られる。天文現象とも言えるので晴れることが前提で,その意味時期的にも見やすポイントといえる。一昨日(23日祝日)良さそうなので行ってきた。すごい人だったが,帰りのケーブルカーも連続運行していて,それほど大変でもなかった。ついでに,と足を伸ばしたイルミリオンの方は,予想以上の渋滞に巻き込まれて,へとへとに疲れてしまった。
 
 ケーブルの終点の近くの展望台は,夏などビヤガーデンもあったり夜景スポットだが,冬晴れで遠く筑波山なども見えた。珍しい雲取山の姿(平地からだと奥多摩の奥にあって見えない)も写真に撮ることができた。

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 頂上の混雑具合。警察もパトロールに来ていた(パトカーで山頂に来れるのはずるいなと)。

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こういうイルミネーションはこの時期定番になってきたが,まあ綺麗と言うだけで,人工的でドウってことないし,電気が無駄みたいに思ってしまいます……ね。

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2016.11.28

今年もそろそろ

 今週から12月に入る。11月に東京で雪が降った。寒い冬になりそうだ。8月の台風(東北に被害)以来,星見の天気を気にしてきたが,冬型が強まって晴れるのは良いが,寒いのもこれまた考えもので,バッテリーの電圧やヒーターの対策,風が強いと器材が揺れたりして条件は厳しくなる。次の週末に出撃しようと思っているが,風が弱まってくれることを祈っている。
 
 一年を振り返って見ると,1月の遠征では気温が低いと,実際バッテリーが夜半前に電源喪失することや,夜露対策に万全を期す必要性など経験し,8月と10月になんとかオートガイドが上手くできるレベルに達した。そして,画像処理のソフトがフリーで使えるようになったり,巷の環境も進化している。常識的な金額投資でそろえた器材のスペックを考えると結構上出来だったのではないかと思っている。最近処理した馬頭星雲と,M42オリオン大星雲をアップしておく。

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2016.11.03

ほったらかし温泉

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 西沢渓谷のあと,疲れた足のマッサージでもと,山梨市のほったらかし温泉に寄った。先週戦場ヶ原の帰りの車で朝のラジオを聞いていたら話題にしていたので知ったのだ。なんともずぼらな名前でその名の通りの温泉施設だった。塩山の近くということで偶然行く機会ができたわけだが。

 山梨県(甲府や塩山)の観光地というとブドウやワイン,武田信玄ゆかりの地,昇仙峡,石和温泉くらいだが,新たな新名所と言って良いかもしれないぐらい。富士山と御坂山地から大菩薩の山並み,塩山の市街を見下ろす絶景巨大露天風呂である。ほぼ山の頂上という場所に,推定1000坪弱くらいの露天風呂が無造作(風情とか清潔さとか無縁に)に作られているのである。入浴料金800円というのも絶景代からすれば安いと思う。信じられないのだが,地理院の地図には,この場所に逆さクラゲ(温泉マーク)がちゃんとあるのである。沸かし湯ではあると思うのだが,それでもこの開放感は半端ではない。まだの方は是非お薦めです。

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塩山駅の北にある小高い山は,平地にぽっかり置かれた小山で,その名も塩山の地名のもとになった「塩の山」ということを知った。カシミールで山名を確かめられるが,有名な雁ヶ腹摺山は見えないようだ。

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«Nik Collectionと西沢渓谷の紅葉