« 草の者 | Main | 養老孟司「無思想の発見」ちくま新書 »

2005.11.18

司馬遼太郎「豊臣家の人々」ほか

 司馬遼太郎がやはりすごいと思う。「龍馬がゆく」を書くのに集めた資料が,当時の金額でおよそ1000万円,重さ1トン。いろんな文書を総合していろんなことに気づく。総合にそれだけかかるというのが正しい。
 世界史上希有な日本の歴史というのをひいき目にであれ様々に紹介してくれる。水飲み百姓から関白にまで出世した秀吉の家族なんて悲劇以外のないものでもない。まわりは(家族から日本全体まで)大迷惑とはいえ,日本史のたった50年間くらいのことだから大したことではないが,逆に言えばこんなに興味深い話はない。アレキサンダーやナポレオンと比較できるのだろうが,その論評を知らない。
 豊臣は豊富であろう。人が豊かになる,良く,好く,欲が,日本はおおらかに可能な国なのかもしれない。みんなが我慢するには,イデオロギーや宗教が利くが,我慢せずに実質で勝負する戦国時代があったまともな国だ,日本は。

|

« 草の者 | Main | 養老孟司「無思想の発見」ちくま新書 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18559/7185260

Listed below are links to weblogs that reference 司馬遼太郎「豊臣家の人々」ほか:

« 草の者 | Main | 養老孟司「無思想の発見」ちくま新書 »