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2007.08.23

そうだJRで行こう

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 お盆休みに東北に出かけた。家族でマイカー旅行というのが着の身着のまま,時間に左右されずあちこち回るのには適してはいる。しかし,岩手県までと思うとドライバーはきつい。みちのくの奥の細道をたどる街道筋の旅なら電車やバスでまわれるはず,新幹線が楽と決めた。途中でのどが渇けばビールも飲めるし,久しぶりに駅の待合室で時間を過ごしたり,ローカル線に乗ったりしてのんびりした旅らしい雰囲気を味わえた。
それにしても,地方では2両編成のワンマンカーや完全な無人駅を見るにつけ民営化したJRというのを実感した。昔の国鉄時代に福島県の吾妻連峰に登って,福島と山形県境の奥羽本線の峠駅まで下山したことがあった。山でずぶ濡れになって下りついた駅舎で駅員がお茶を入れてくれた。今回山形新幹線で板谷峠を越えるときに注意していたが,あのころの板谷駅(宿場町の雰囲気があった)の面影はまったくなくなっていた。映画「ぽっぽや」みたいな時代についてあらためて思いめぐらせてしまった。
 山形から山寺(駅)まで,山形と仙台を結ぶ仙山線に乗った。通勤電車としての利用があるのか1時間に1本はあり,奥羽本線より運行本数が多い。しかし,この時期というのに,山寺観光に利用したのは私たちくらいだった。山寺からは,さすがに電車の待ち時間が長すぎるので,天童までタクシーを使った。そして,山形新幹線(奥羽本線?)の大石田駅から銀山温泉に行く2時間に1本ほどの路線バスの利用したのも我々の一行だけだった。いったいこの国の人たちは旅行というのはマイカーでしか行けないと思っているのだろうか。と,私も実はそう思う一人だったことに気づかされた。
 国鉄のディスカバージャパンとか「その先の日本へ」なんていうコピーも何時だったかあったな。翌日,尾花沢市内の芭蕉資料館を見学後,最上川下りの定期観光バスに乗る,これも5人であった。バスのなかでは運転士が周辺の観光ガイドまでしていた。最新のJRのPRポスターになっている吉永小百合の撮影がこのあたりで行われたことを自慢げに話してくれた。このポスターを見る限りではJRの旅客が商用や大都近郊路線だけで成り立っている訳ではないように思えるのだが,実際にはみんな旅行に鉄道なんか使わないのであろう。陸羽東線で乗り合わせたカメラをぶら下げた鉄道ファンらしきお兄さんもどう見ても40過ぎの方だった。学生時代の旅行のときに記念にとっておいた国鉄時代のキップを出してきて懐かしがっている今日この頃である。

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