« 自然教育園 | Main | 皆既月食 »

2011.11.19

再生可能エネルギー

高津区のまちづくり協議会が企画した,川崎市メガソーラー(太陽光発電所)見学ツアーに参加した。

 家庭ででる揚げ油を回収してBDF(バイオディーゼル燃料)にする「かわさきかえるプロジェクト」で試験運行しているマイクロバスで,川崎の臨海部に新しくできた環境エネルギー施設を見学し,最後はコリアンタウンの焼き肉でしめるというものだ。
Cimg3405_r

 川崎浮島埠頭の廃棄物処理場(埋め立て地)に東電と川崎市が共同で建設し,今年8月から運転されている,メガソーラー発電所。隣に併設されたエコ暮らし未来館の見学コースから展望できる。東京ドーム2.3個分のスペースに太陽光モジュール約38000枚が敷き詰められている。原発に代わると言いたいところだが,出力はたった7000kWで,火力や原発一基(100万kWレベル)の100分の1以下。発電所の面積からすると500分の1くらいのエネルギー(2000世帯分くらいの電力)をまかなうにすぎない。ないよりましというか,実用的にはエネルギー政策でのアドバルーンというべきであろう。メガソーラーの出力7MW(メガワット)であるが,これを1000カ所くらい建設してギガソーラーにしなければ代替エネルギーとはいえないことになる。
Cimg3397_r

 エコ暮らし未来館は,展示物が工夫されていてなかなか面白かった。入り口すぐのスペースに3300分の1で川崎市の空中写真(オルソ化されている)が床一面敷き詰められていて,思わず見入ってしまう。PC画面や紙をめくるというものでなく,まさに一望できるので,空にいるような感覚になる。はじめて見た展示で,地理屋のはしくれとして評価したい。多摩丘陵の限られた緑地の分布や,多摩川が川崎市のシンボルと言っても良いことを確認できる。
Cimg3471_r

 次に向かったのは,扇町に3年前にできたバイオマス発電所。出力は33000kWとやはり小規模であるが,燃料としてカーボンニユートラル(大気中のCO2を固定している)な木質チップ(建築廃材から出る木材を利用してつくられる)をつかう都市部では国内初の施設である。3月の原発事故以来,東電から依頼されてずっとフル稼働の状態だそうである。運転しているのは,川崎バイオマス発電(株)という住友林業系の会社で,産業廃棄物処理業のジャパンバイオエナジー(株)が並立しており,そこで木質チップを製造している。Cimg3467_2


見学者への説明は所長が直々行い,産廃処理以外に,食品会社からでる大豆かすや,飲料会社からでるコーヒーの出しがらも利用できるように役所に認可してもらったなどの苦労話も伺い,環境リサイクル推進への並々ならぬ意欲と前向きなとりくみの姿を知ることができた。


高さ36mのボイラー棟の上に登ると,臨海工業地域が一望できる。扇島にもできたメガソーラーが見えた。
Cimg3457_r

かえるプロジェクトのバイオディーゼル燃料で走るマイクロバス。
Cimg3484


|

« 自然教育園 | Main | 皆既月食 »

「旅行・地域」カテゴリの記事

環境・防災」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18559/53278808

Listed below are links to weblogs that reference 再生可能エネルギー:

« 自然教育園 | Main | 皆既月食 »