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2012.01.14

比較明合成

新しいデジカメで,新しい試みをしてみた。比較明合成といって,天体写真で注目されている画像処理による新たな境地ともいえるような方法である。
Seiya1_2

星空や天体の撮影では,カメラのシャッターを開けたまま長い露出をするのだが,都会のように人工の明かりが明るいと,星がその光に覆いかくされてしまう。いわゆる光害というやつで,30秒もすれば,空は昼間のように明るくカブってしまう。
ところが,星は地球の自転によって,ちょっとずつ移動していく。数秒から十数秒でも位置がずれるので,時間をずらすと背景には変化がなくても星だけが変化している画像が得られる。これをデジタルでコンピューターに判定させ,前の画像と比べて明るく変化した部分だけを合成(比較明合成)していけば,星の光だけを際立たせた画像が得られるという寸法である。
むかし,淡い光を蓄積するために星の日周運動にあわせて動くガイド撮影の機材(ポタ赤といった)と山奥の暗い夜空を求めて体力とお金や時間を注いだことがウソのような,苦労したことある人にはだまされた気分といえる事態である。
十数秒の露出を100枚くらい連続して撮るためにタイマーレリーズ(タイマー付きの遠隔シャッター装置)を年明けにネット通販で送ってもらって,月の出が遅くなった昨日の夜,マンションの階段から撮ったのが上の写真(カシオペア座とペルセウス座,20秒ごとに15秒露出40枚を合成,クリックすると拡大します)である。こんなに簡単で良いんだろうか。合成に必要なソフトも,フリーソフトで連続撮影をつなげて動画もできてしまうというから,空の雲の微速度撮影にもチャレンジしてみようと思う。

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