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2015.09.27

超弦理論への道

 3年ほど前から,平日の早朝,通勤前に開かれる勉強会に参加している。その名も「朝物理」。参加資格や費用などとくになく,とにかく物理や数学に興味があり,一人で取り組むには難しい教科書(本)をみんなで読み合おうという趣旨で,某家電メーカーの研究所に勤めているOさんがネット上で参加者を募り,はじめたものだ。川崎南武線沿線の会社に通う途中ということでMZ駅前の24時間営業のファミレス(ジョナサン)で早朝6:30から1時間あまり,不定期に実施されている(過去の実施内容や今後の予定はこちらのブログを参照)。
 最近,朝○○というのが流行っているとおり,勤め人には土日や夜より余計な予定が入りにくい,また24時間営業のファミレスというのも,通勤前に朝カフェする人にまじって多少騒々しくても(ほとんどまわりは一人客なので実は静か)場所が自由に確保できるというこの設定はリーズナブルだし,すばらしいアイデアだと思う。
 ただし,場所が場所だけに参加できる人は,同じ沿線で通勤する人に限られることになる。とはいうものの,このためにだけに遠くから4時起きで参加される定年をすぎた方や時間の自由な理工系の大学生もいる。私は,MZから徒歩15分に住んでいるので,これは有り難いと,当初(3年前)有名な岩波のファインマン物理学の読書会として毎週金曜に設定されたときから参加している。このような時間的空間的制約があるため毎回参加人数は4,5人か多くて8人くらいである。近頃はいろんなところでサイエンスカフェが行われているが,大勢が申し込んで結局講演会みたいになっているのに比べると,すごく密度が濃いし,同好の士の集まりとして楽しい新しい自由なとりくみだと思っている。
 言うまでもなく物理や数学は科学における基礎学問としてなくてはならない。これを使い回せる人というのは大学の教員以外では理工系のメーカーや企業の研究所で職業としているだろう。しかし,そういう方も実は応用に利用はしていても,本質的な原理を考えたり統合的な理解に至ったり,までは必要なかったりするもので,一般の人も含めて江戸時代の和算ブームみたいに,知りたい,もういちど勉強したいというニーズはかなり大きかったりするのである。と思う。ということで,今年の4月からは「超弦理論への道」と銘打って月に1回最終金曜日に,1冊ずつ物理数学の教科書の勉強会を行っている。あと20回くらい(2年後)で超弦理論が理解できるようになる予定ではあるが,そう簡単ではないと思いつつ,こんな機会に恵まれたことをとてもうれしく思っている。関連するwebサイトは以下を参照されたし。
とね日記
サイエンスカフェなどの予定

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