« 3Dプリンターで立体地形模型 | Main | 大絶滅時代とパンゲア超大陸(絶妙な地球環境について) »

2016.05.09

音楽の新しさとは

Tomita_1979
 作曲家の冨田勲さんが亡くなった。作曲でも有名だが,モーグシンセサイザーの作品は20世紀の大きな偉業ではないだろうか。一昨年くらいにタモリ倶楽部で,富田さんが出演し,そのモーグの使い方をやっていた。音に関するオタクというか,音学者だと思う。
 音楽家は音楽をやるが,音楽学や音楽学者というのはないのだろうか。音楽でプロになるには,ピアノなど西洋のクラシック音楽を習得してもいいが,ぜんぜん関係なく路上パフォーマンスのフォークギターでプロになれる世界でもある。どういうわけか学校の音楽室の壁の上の方に掲げられていたバッハやベートーベンの肖像画はなんだったのだろう。なにか,いわくがあったに違いない。それに象徴されるような学校の音楽教育からそれほど新しいものが生まれるとは思えない。むしろ伝統的な日本音楽なら、雅楽や謡や三味線を教えるべきではないのか。
 音楽やダンスは,そういうふうに,誰でもできる(カラオケも含め)し,感覚的でその善し悪しは言葉にならない。そのため,芸事として,スポーツのようなところもある。しかし,きわめてヒトの脳に特別なアイテムである。運動なら犬猫でもできるからと,ペットのイヌやネコと踊ったり歌ったりしたいと思う飼い主がいても,それが不可能だという点で特殊である。動物に音楽は理解できない。

 音楽の個人的な好みの話だが,FM東京のジェットストリームを聞いて,クラシックではないインストゥルメンタルが好きで,フォークより,松任谷由美(ユーミン)のニューミュージック(ほかに言い方はないのか)が原点だったと言いたい。また,そのころからジャズが一番(ただし,当時のマイルスとかは難解)だった。
 でも,今聞いているほとんどの音楽は西洋音楽のドレミファと和音からできていて,日本の民謡にしろバグパイプにしろ民族音楽は,たとえ長い歴史があったとしても,まさにクラシック(伝統音楽)と言う存在になっている。しかも,西洋音楽(=ルネッサンス期から)の歴史も500年くらいだと思うと不思議である。ベートーベンなんて江戸時代の人だ。人類にはもーっと長い歴史があるのに,なぜ音楽の歴史は短いのだろう。絵画はたぶんラスコー洞窟の1万年以上前にさかのぼるだろうに。
 いずれにせよ,音楽は現在,娯楽以上(好きなものをほとんどいつでも聞けるという)生活に欠かせぬ存在であるということもふくめて,いろいろ考察してみても良いと思う。居酒屋やラーメン屋などのBGMは有線放送でほとんど「懐メロ」が選択されている(喫茶店がジャズやクラシックが定番とか)ことなんかも含めて。


« 3Dプリンターで立体地形模型 | Main | 大絶滅時代とパンゲア超大陸(絶妙な地球環境について) »

「文化・芸術」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18559/63602558

Listed below are links to weblogs that reference 音楽の新しさとは:

« 3Dプリンターで立体地形模型 | Main | 大絶滅時代とパンゲア超大陸(絶妙な地球環境について) »