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2017.03.18

永平寺に泊まる

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      永平寺の法堂から

 富山は行ったことがあり,今回能登半島は行かなかったので,北陸とはいえず福井と金沢に行ってきた。福井県は,京都のとなりと言って良く,なので行きは東海道新幹線,金沢から帰りは北陸新幹線である。JRのとくとく切符(だっけ?)にレール&レンタ(だったか)があって,行き帰りJR,途中にレンタカーを入れて繋がるように手配すると割引になる。去年は長野から碓氷峠を越えて使った(JRバスもOK)。特急券が1割,乗車券が2割引となる。乗車券2割引というのは,学生時代の学割と同じだから結構お得感ありである。

 興味があったのは,永平寺と勝山の恐竜博物館と山中温泉(芭蕉奥の細道関係)で,一昨年高野山の宿坊にも泊まったので,せっかくなので(家は菩提寺が曹洞宗)永平寺に泊まって参禅体験をしてきた。二日目は山中温泉泊。

 座禅を組んだのはもちろん生まれて初めてで,永平寺と言えば,道元の開いた曹洞宗の只管打坐である。お泊まり体験の大まかなスケジュールを記しておくと,1日目15時入山,作法と座禅のやり方指導,座禅①,②,薬石(夕食),座禅③,座禅④,映画,入浴,消灯(21時),2日目3:40起床,座禅⑤,朝のお勤め(法要)見学,境内案内,小食(朝食),座禅⑥,座禅⑦,感想文記入,下山(9:50)である。1回の座禅はおおよそ30分。

 まさか,7回も座禅を組まされるとは思っていなかった。1回目は先ず足が組めず,あぐらでも良いというので,それでも普段ストレッチ不足というか足が痛かった,2回目はほとんど感覚なくなるまでしびれた。曹洞禅は面壁と行って壁に向かって,目を開けてする。それと坐蒲というまるい座布団で腰を支えて行う。3回目からはこの座蒲の位置を上手く変えて段々座禅に集中できるようになった。それでも,終わり頃には足が痛くて早く終われと思うばかりになってしまう感じだった。40分くらいやるのが普通らしいが,だいたい25分前後にしてくれていたようである。

 最近は,マインドフルネスとかいって瞑想がもてはやされているが,この道元の只管打坐の理屈(脳の日常的な活性状態をなくす術)が昔からあっとということは,ホントにすごいと思う。優れているというサピエンスの脳の働きが,精神的なストレスや苦悩のもとであることにお釈迦様が気づいたのだ。永平寺のお土産ショップ(なんか道元は怒っているだろうな)に座布が売っていたが,ネットで探して買おうと思っている。家でも座禅してみたくなりました。

 永平寺の食事は完全に精進料理で雲水の食べる量は1日1800キロカロリーぎりぎりなのだろう。修行に入ると10kgもやせる人がいるそうだ。脂っ気がないから,ニキビもなくみな顔がすべすべしていてきれいである。所作も洗練されているというか,あの朝の法要の読経のリズムやハーモニーと動きがすべて美しかった。これは忘れない。3月なので,寒さも耐えられたが,1月とか氷点下の時もあるかと思うとやはり感動する。それと,明るい照明というのは不要だと言うことだ。夜はほの暗くても充分。何しろやるのは座禅くらいだからだ。オフィースの暮らしがいかに不自然か体験的に知ることができた。山中温泉では,精進落としのようにカニすき鍋などで満腹になったが,やはり食事も永平寺に見習おうと思う。


Toujinbo
      東尋坊の日本海


Kenrokuen2
      兼六園

Kenrokuen1
      兼六園の梅

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