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2017.07.13

本の始末

 歳相応に,老後(定年後)のことを考えている。年金はあまりあてにできない上に,そんなに蓄えがあるわけでもないので,何か収入の道を考えているが,上手くいくかどうかもわからない。不安がっていてもしかたがないので,できることをボチボチやっていくだけなのかと,良くいえば達観している。

 父親と同じ教師という職業で,本は普通よりは多く買っている。従姉妹の叔父さんは大学教授だったからもっと凄いらしいが,もう亡くなって10年以上たつのにまだ処分していないらしい。親父の場合で経験しているので,どんなに本人にとって値打ちがある(それは社会一般にも大切なものとだれでも思いたがるが)本でも,最後に処分するときは二束三文にしかならない。というか,おそらく古書を扱う神田の専門書店などは,そうやって研究者が死んだあとの本をただみたいに仕入れて稼いでいると思われる。でなけりゃ買う人だって限られているし,同じ研究者に売ってなんぼの商売だと,親父の本を処分したとき想像が働いた。

 普通のマンション暮らしで,スペースが限られているし,父親の経験もあるので,適当に本は(徐々に)捨てることにしている。以前は,古本屋やブックオフに持ち込んだこともある。朝日新聞のビジュアル版街道をゆくの全巻セットなら,少しは値になるかと思って持ち込んだことがあるが,ほとんど古紙同然の値段だったので,以来古紙と一緒に出すようにしている。ブックオフだって,置いてある本を見れば,みんなが読み捨てた本でしかなく,あまり欲しい本は置いてない。
 というわけで,今日もすこしスペースを空けるべく,もう開かないし,絶対必要になりそうもない(学校で教えると言うことで,ちょっとは役に立つかも知れないと思うと捨てられない)ものをだいたい40冊くらい選んだ。この捨てる本の選定の過程は,以外に頭や精神を集中させると同時に,あちゃー,という経験も多くある。で,1つは同じ本を2冊買っていたことを発見すること。それから,やっぱり捨てなければ良かった(持っていたはずなのにそのご探しまくる経験)もある。前者はほとんどアホだが,なぜそうなったかの理由を探るのも自分なりに納得したりすることで興味深い。また,今回は捨てる前にヒモでくくった背表紙をデジカメで撮っておくことにした。

 あと3年もすれば,ほとんど捨てても良い(使わなくなる)はずだが,今のところ,やっぱこの本は名著だよな―,とかこれは自分の青春そのものみたいな本だとか,まだまだ,読みたい(買って読んでいない)とかあって,そうそう捨てられないものです。

 過去に,断捨離みたいなことしたことあるけれど,とっても後悔しているので,あとすこしの辛抱ですかな。

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