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2017.07.31

周辺減光

Img_2803

 藤原新也の沖ノ島の写真展を見てきた。木曜日,平日だというのにま,人がたくさん。写真展というのをたくさん見たわけではないが,写真撮影OKというのは予想外だった。彼の多用する手法は,一種のボケと露出アンダー,それとこの写真のような真ん中に光があって周辺が暗い,周辺減光である。

 写真の基礎からいうと,ピンボケとか露出不足とかは失敗の部類なのだが,視覚的に感覚を表現していて,それらしい。周辺減光に至っては,わざとらしい気がしないでもない。実は,レンズというものの性質(円い筒に光を通すため)として周辺減光というのは光学機器の避けられない現象なのだが,いまどきこんな極端な周辺減光が起きるレンズはつくられてもいないし,反対に画像処理でなくそうとするものなのだ。

 でも,視覚的には夢とか幻想をあらわしているようで,悪くない。ピンボケも,暗いのもわれわれの無意識であることを表象しているのだろう。

 無意識という題目を語るのは項を改めてみたいと思う。

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