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2017.08.06

記憶

 これも以前書いたけれど,自分が自分であるという自己同一性の強烈な意識が意識の特徴であり,日々の記憶の積み重ねによって形作られている,だろう?らしい?と思われる。それが脳の中にどのようにあるかは,ある程度分かっていたり,動物(アメフラシとか単純な)の神経系の実験などで確かめられている。というか,養老風に言えば脳が脳のことを考えている。これも養老先生の口癖で,一般の人はあまりお考えにならないでしょうが,(おまえバカだろうけど)人間が考えることは,すべて脳から生じているから,脳が脳のことを考えるのはそれ相応の制約(何らかのバイアス)がかかってるとみるべきである。

 自分のことで考えると,同じ本を2冊買ってしまったりするように,記憶がちゃんとないといろいろ不具合が起きる。そのことに気づけば良い方だ。本を読んだ記憶(本の中身)もたいてい忘れている。暇つぶしに読む推理小説などがそうだし,まじめな勉強の本でも,読み返すとちゃんとすでに自分が大事な部分に線を引いていたりするのを発見する。日常的なことになれば,忘れて何回もおんなじことをやって新しがっているに違いない。という話を,NHKBSの世界のドキュメンタリーで先週やっていた。この番組で,初めて知ったのだが,特殊能力で,日々のすべてのことを忘れることができない,全部覚えている人が極めて稀にいることも紹介していた。

 ということは,忘れるのも一定の能力または適応かもしれない。ぼけというのは老人力とか言う人もいるように。だが,痴呆(認知症)にはなりたくないものだ。肉体的に衰えるのも困るし,人は煩悩が多いものである。

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