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2018.02.24

銀河鉄道の父

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歳をとったせいもあるが、小説を読んでこんなに涙が止まらなかったのは初めてだった。親が子どもを思う気持ちに満ちた小説というのも、ありそうでなかったかもしれない。祖父から質屋に学問は必要ない、と家を継いだ父は息子には甘かった。というか自分の夢を託したのだろう。このあたりの機微を小説にしてしまったのがうまいと言えばうまい。
元祖地学オタクである宮沢賢治。専門は土壌学や化学だったとは言え、天文や岩石鉱物、地質の知識は当代一流のレベルだと思う。国立天文台の渡部潤一氏には「星空紀行」と題した宮沢賢治のエッセイがNHKのコズミックフロントのウェブページにあり、地質調査所地質標本館の加藤碵一氏には「宮沢賢治地学用語辞典」という著作まである。
子どもの頃に童話を読んだ覚えはないのだが、よだかの星などは梅原猛の「地獄の思想」で感銘をうけた。銀河鉄道の夜のプラネタリウム番組もDVDを買ってもっている。
直木賞と一緒に芥川賞をとった、若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」(永訣の朝の一節)も読んでみることにした。

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