アイスランドへ
2006年に(株)花王の教員フェローシップ研修で,アイスランドに行った時の報告書がネット上でPDFになっているのでリンクを張っておく。約1週間の研究ボランティアに参加したときのもの→「アイスランドの氷河」
2006年に(株)花王の教員フェローシップ研修で,アイスランドに行った時の報告書がネット上でPDFになっているのでリンクを張っておく。約1週間の研究ボランティアに参加したときのもの→「アイスランドの氷河」
NHK教育テレビの子ども向け番組「つくってあそぼ」をたまたま見たら,「うかべてスイスイ」という工作をやっていた。
輪ゴムの動力で進む船なのだが,実際に作ってみるとビニールテープで割り箸(ゴムをかける)を固定してもゴムの力ですぐはがれてしまう。そこで,梱包でつかうプラスチック製の手提げに輪ゴムをかけることを思いついた。船本体を発泡トレイの断片をつけるだけにしてみたら,形がカエルの後ろ足(平泳ぎの足みたよう)である。川崎市多摩区のサマーミュージアムというイベントで実験工房を頼まれたので,「すいすいカエル(仮称)」として,真夏でもあり涼しげなのでやってみた。子どもに自由に形や色をつけてもらうと,上手にウミガメをつくってくれた子がいた。自由な発想は貴重だ。イカやタコなど何でもよかった。
科学サポーター研修の締めくくりとなる,子どもたちを相手にした実演が先週の土日にあった。夏休みに行われるカワサキサイエンスチャレンジというイベントのわくわくどきどき玉手箱のコーナー12ブースのうち2つが研修生に割り当てられているのである。今年が6回目となるこのイベントは2日間でのべ2000人以上の子どもたちが集まる盛況ぶりである。30分のプログラム1日に8回を10人で担当したので,それぞれがチーフとしておよそ2回の実演を行った。プログラムは既に練られているとはいえ,やってみると時間配分や問いかけの仕方など難しいもので,2回では納得できる出来にはならなかった。それでも,子どもたちが楽しそうに参加し,最後に満足顔でありがとうと言ってくれると,こちらも嬉しい。
夏休みの終わりに,このような催しに大勢集まるとはいえ,科学実験の体験・経験としては一握りの子どもが対象であるに過ぎず,もっと多くの小学生にこのような理科の時間を供給させられないものかと思う。もちろん,学校の授業が毎回このような楽しめるものというわけにはいかないし,10人の子どもに対し何人ものサポーターが付いてできる実験工作だから,人的にも無理と言えば無理だし,費用的にも贅沢な経験である。ボランティアとして参加してみて,強く感じたのは,このような実験教室を大手の塾などが主催して授業料でペイするのではなく,どんな庶民でも気楽に経験できるような状況があるのが成熟した文明社会ではないのかということだ。今回のプログラムのためにアイデアを出し合い,実験のための材料を調達する過程は楽しいし,実験そのものも大人でさえ夢中にさせる魅力をもつ。イギリスの王立協会とか,フランスのサロン,江戸時代の寺子屋みたいな教養主義的余裕がもっとあってしかるべきである。不況だと苦しんいるが,今までの総生産をみんなで食いつぶすくらいのつもりではどうか。妻には,霞を喰って生きるつもり?とたしなめられるが。
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