環境・防災

2017.10.12

やはり温暖化だと思う

10月に入って,暑い。衣替えと思ったのに,季節感がおかしい。暑いのは太平洋高気圧(亜熱帯気候)の圏内に入っているからだ。この時期まで太平洋高気圧が強いというのは,異常気象とは言えないかもしれないが,あんまり経験にない。ふつうは秋霖(秋雨)もおわって,移動性高気圧の秋晴れが来ていいはずだ。夏の終わり,つまり9月ごろ涼しくってよかったじゃないか,と思う人もいる(涼しいのはありがたいが)かもしれないが,これはオホーツク海高気圧がずっと居座っていたためだ。オホーツク海高気圧は,本来梅雨寒をもたらすもので,9月は台風シーズンのはずが,去年あたりから台風がやってこなくなった。オホーツク海高気圧の勢力が強いためとも思われる。思うに,太平洋高気圧がオホーツク海高気圧に相当するようになったと思っている(専門家ではないのだが)。

 明日あたりから,前線が停滞して雨が続くようだが,これが秋霖に相当するようにも思われる。すなわち,日本の夏が,亜熱帯から熱帯になり,北太平洋高気圧がオホーツク海に移動し,季節が1か月以上遅れていると解釈することができる。台風20号が月末にやってくるみたいだ。星が見えないのが何より気に食わないのです。

2017.08.20

近頃の天気

 昨日は,多摩川花火大会(二子玉川付近)のはずだったが,急な雨と雷が来て中止になった。ツイッターなどでも東京がすごい雷と雨になっていることが報じられていた。自分も家にいてこんな突然の風雷雨は初めての経験だった。いきなり,近くに落ちたような雷,窓を開けていると家の中のものが飛びそうな突風,そして叩きつけるような雨の降り方。今までなかったと思う。
 人間だから,まさか自分が,というのがあるし,土砂崩れ,洪水もそこかしこで起こっていてもまだ経験していないしその確率は高いとは言いがたいので,どこか安心していたのだが。

 ただ,明らかに今年の夏の天気は異常だとおもう。1993年の冷夏とお米がなくなったときのことは良く覚えているが,あのときはこんなに激しい雨は降らなかった気がする。都市気候のせいとも言いたいが,寒気の流入によるものだそうなので,世界的な気候異変かも知れない。この夏は,太平洋高気圧は何処へ行ったのだ,という天気図しか見ていない。政治の世界といい,このところあれよあれよという間になにか変なことが起こっているようで気味が悪いと思うのは私だけではない気がする。

2017.06.22

オープンストリートマップ(OpenStreetMap)

 まだ,知っている人は少ないと思いますが,オープンストリートマップという地図がネット上にあります。イギリスではじめられたプロジェクトで,いわば,地図のウィキペディア,地図を一般の人がつくる,著作権フリーのオープンソースです。
 そんなものは,当てにならないと思うかも知れませんが,自由なので,まだ何も描かれていない場所もあれば,グーグルマップより精密で役に立つ情報が得られる場所もあります。なにしろ,自分が書き込みたいというこだわりがあるので,地域ごとに作り上げれば,災害時にきわめて有効な情報提供を果たすと考えられています。

 この地図づくりを知って,東京で勉強会を主催しているグループに4月から参加しています。パソコンを持ち込んで都内の公園(浜離宮とか)を取材して,入力方法を教わったりしました。今まで,新宿御苑や六義園くらいしか行ったことがなかったのですが,東京の公園は浜離宮にしろ,昔の大名屋敷か皇室からの恩賜庭園なので結構整備が行き届いて見所がある(穴場だ)と思いました。神社仏閣も良いけれど公園巡りも楽しいですね。
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 6月のマッピングパーティーで行った,旧芝離宮恩賜庭園。ここらへんに地図で浜離宮というのがあるので,ここが浜離宮だと思い込んでいた。駅も浜松町だし。知ってましたか。

2016.09.20

巨災対

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 シン・ゴジラ。きのう2回目を見てきた。情報量が多く,リピーターがたくさんいるようで,ご多分に漏れず,えっ,そんな場面があったの?と,確かめたく,同じ映画を劇場で2回見たのは初めてのような気がする。

 東京に住んでいる人にとっては,ロケ地というのか,場所がリアルすぎる。多摩川とか蒲田とかほぼ地元と言って良い。また,ゴジラという厄災なのだが,ほとんどの人が地震や原発事故を連想していると思われ,こんな時どうやったら逃げのびられるか,身をもって体験している感がつよい(地下鉄構内も停電するし,車は渋滞し,地方にバスで避難するとか)。

 もう一つは,実際の総合火力演習のごとく自衛隊の火器(対戦車ヘリコプター,戦車,ジェット戦闘機は航空自衛隊)が使われ,その命令場面と政府内閣のやりとりなどが,さもありそうで,いろいろ腑に落ちるように作られていると思う。ツイッターの書き込みや動画サイト,官邸の記者会見をテレビで見せるあたりとか。

 そして,巨災対(巨大不明生物災害対策本部)の知恵とアメリカの圧力とのからみなどが,日本っぽく描かれる。ハリウッド映画だと,とんでもない金目当て野郎と知力に優れた正義のヒーローが最後は力(暴力)の対決になるけど,こちらはみんなで力を合わせ,(和をもって)呉爾羅という荒ぶる神をお酒(ヤシオリ)で鎮めるという図式は,どうも日本的だ。ここまで,2か月近くたっているので,すでにネタバレの問題はないだろう。

 そんなこんなで,久々にエポックメイキングな映画になると思う。この,ブログの初めは,「昭和と怪獣」というテーマからはじめたので,とっておきのDVD>「サンダ対ガイラ」や「妖星ゴラス」をまた見ようかとおもっている。

2016.09.17

養老教

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 9月17日、地球永住計画主催、ルネ小平(小平市市民会館)で行われた養老孟司の講演会に参加してきた。以前にも養老さんのライブ講演に参加したし、ずっと前から言ってみれば、養老教徒であることを告白しているように、著作のほとんどは読んでいる。今回わざわざ小平まで出かけたのは、どうも胸騒ぎがする世の中の趨勢について、ライブで養老さんのはなしを聞きたくなったのである。
 
 養老教徒だから、「脳化社会」「自然を見る」という話は前提なのだが、思っていたとおり時事的な話題は、期待を裏切ることなく、さすがに勇気づけられるものだった。
 とくに、今の日本の少子化の理由、都市での子育て、日本経済の見方、日本の普通の人の平均値とのギャップとマスコミの報道の隔たりなど、目から鱗の話題を面白く話してくれ、ホールの人たちも納得の70分だったと思う。

 最後の、鼎談では、こういった養老さんの(簡単に言えば鴨長明のような文明批評的)人生論が、素直にに受け入れられなくなっていると、養老さん自身が危惧している(不真面目ととらえられること)。これは、同じように多くの文化人(まともな)の共通認識であり、どう考えても時代を象徴しているとしか言いようがないという感想をもった一日であった。

2016.08.20

異常気象?

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   現在(8月20日朝)上空250hPa の大気の流れ,earthというページからコピーして作成

 このところの台風の進路がおかしいということは,うちのかみさんでも気がつくくらいだから,間違いなく相当変。しかも,昨日,房総沖で台風10号が発生し,予想進路が西南西に向かっているというのはへんちくりんも良いところだ。
 
 夏の梅雨明けから,変だった。これらの原因は日本の東に大きな大気の渦が居座るブロッキング高気圧によるものだ。普通なら,もう少し南よりに北太平洋高気圧が張り出して夏らしい天気になるはずが,台風が真北に進んだり,ぜんぜん天気が安定しないのはそのせいだろう。

 ブロッキング自体は,めずらしいことはないが,かれこれ1ヶ月以上になるとすれば,絶対異常気象だと思う。そろそろ気象庁も発表するのではないだろうか。おかげで,星見の計画もまるで立たない状況が半年くらい続いている感じ。ひょっとしたら,温暖化の影響で,今までにないような気候フェイズにシフトしてしまったのかもしれない。温暖化は,単に地球が暖かくなるだけではなく,大気システムにどのような影響があるかは明らかではないから,心配である。

2016.07.25

続・秀吉と地震

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 昨日のNHK真田丸で,慶長伏見地震が描かれていた。地震の前に京都に灰が降ったという場面もあって,前に時代考証などいい加減だと指摘したが,結構史実を掘り下げているようで,先の印象を訂正しておきたい。地震加藤が出てこなかった,が,ウィキペデイアによれば,地震加藤というのは,歌舞伎の演目として創作されたもので,これこそ史実ではないそうである。こちらの過ちを訂正します。
 
 NHKBSで放送している,「英雄たちの選択」という番組も歴史を掘り下げていて面白いので録画してよく見ている。先だっては,加藤清正が関ヶ原に参加したら東西どっちについたかと言う話で,そういえば清正の名前が関ヶ原の合戦にないことにいまさら気づいたり。清正がもう少し長生きしたら,九州の大名たちを束ねて,西日本を支配していたかも,とか歴史の面白いイフを示してくれる番組だ。見逃してしまったのだが,天正地震がもし起こっていなかったら家康は秀吉に滅ぼされていたかもしれない,という見解も注目である。

 こうやって,歴史のIf(もしも)が超たくさんあって(地球の誕生や生命の歴史でも)こうやって今いるんだなーと思うと,これからどんなことが起こるのかも,不安ながら楽しみ(面白さ)となるものです。

2016.07.15

大絶滅時代とパンゲア超大陸(絶妙な地球環境について)

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 知れば知るほど,思いをめぐらすのだが,我々と地球の存在は奇跡的である。この説明を簡単にするのはしょせん無理だが,それがこの同級生(しばらく会っていない)が翻訳した本を読んだ感慨である。重要なのは生命を含む(プレート運動があるから,それも奇跡的)地球がもつ大気と海の組成とバランスだろうか。大気圧と酸素の濃度,海水の塩分濃度,気温,降水と物質循環,これらの物理的化学的用件が地球というシステムとして,我々のような生命の存在を可能ならしめているのだが,そこには下手なレベルの科学的知識では解き明かせない,壮大な地球の歴史変遷をも組み込まなければ,その全貌を示すことはできない(今だ,明らかになってはいない)ということ。

 およそ2億5000万年前の古生代と中生代の境界をしめす生物の大量絶滅が上記の本のテーマだが,現在の大筋の仮説は,シベリアトラップとよばれる大量の溶岩噴火(洪水玄武岩)による大気中の二酸化炭素増加とその後の環境変動(超温暖化と海洋無酸素)が原因と言われている。その推定されるCO2の増加量は,現在の産業革命以来の人為的な排出量と同程度だという。ただし,もとの大気中のCO2量が今の数十倍,陸地が超大陸パンゲア1つで,海岸線の長さや浅海の面積,炭素を固定するプランクトンの種類が今とは違っていたのが災いしたのだという。
 過去,大気の酸素濃度も大幅に変動していたし,現在CO2が0.04%でしかない(人為的な増加が半端ないのに植物や海が吸収)のも,人間がこさえた緩衝作用ではないことを知ると,神様を拝みたくなるのでした。

2016.03.15

近頃の天候

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 何年かぶりに,風邪を引いた。毎年,この時期花粉症である。アレルギーを抑える薬が効かなくなってきて,鼻水やくしゃみが止まらなくなる。そのつもりでいたら先週の冷え込みで頭痛に寒気も加わり熱が38℃以上出て寝込んだ。気温のグラフをみれば,体調を崩した理由が理解できるのではないかと思い,気象庁のHPから,上のグラフを作成してみた。
 2月14日に春一番があって,気温が20℃を越えた。観測史上2度目で54年ぶりだそうだ。やはり気候がなんだか極端化している,と思いたくなるこの頃である。

2016.02.14

矢上川地下調整池ケーソン工事の見学

 2月12日,高津区エコシティーたかつ推進会議の活動で矢上川(鶴見川支流)に建設中の地下調整池の建設現場を見学した。地下の調整池は総延長4kmのトンネルで,その掘削縦坑のケーソン(潜函)が建設中で,全部が完成するのは10年後だそうだ。土木でケーソンといえば,花形の工事で,巨大な橋とか地下構造物のために行われるもので,工事では地下水圧による潜水病(潜函病)などの困難も知られている。現代ではなんと掘削は地上からの遠隔操作で行われていることを知った。
 こんな大工事(直径25m地下60mもの掘削)が,このような住宅街の一角で行われていることはあまり知られていないはずで,なおかつ現場のやぐらに昇らせてもらったり,遠隔操作の様子など初めての経験で大満足であった。参考;神奈川県のHP
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